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スタッフインタビュー
フィギュアやホビー商品を国内外のファンへ届けるグッドスマイルカンパニー。その舞台裏で、商品の予約開始から製造・出荷、販売パートナーへの配送まで、発売に向けた流通の流れを整えているのが営業管理部です。社内外の数多くの関係者と連携しながら、商品が予定通り世に出るための道筋を組み立てています。
商品が決まった日に店頭に並び、ファンの手元へ届く──そんな「当たり前」を実現するために奔走する営業管理部は、流通全体を見渡しながら動く、いわば“司令塔”のような存在。本記事では営業管理部部長の神保由香さん、営業部執行役員の永泉泰治さんに、グローバル流通の最前線を支える仕事の役割とやりがいについてお聞きしました。

営業管理部は、企画部が「この商品を世に出す」と決めた瞬間から、発売してお客様に届けるまでの“流通”を動かす部署です。予約開始の案内、製造部への発注、倉庫との調整など、いろいろな部署と連携しながら滞りなく発売する道筋を整えていく。入社前は営業アシスタントのような仕事を想像していましたが、実際は商品の流通を設計する立場に近いですね。

営業の立場からいうと、営業管理は商品の“入口”と“出口”を担う部署です。商品を市場に案内するところから始まり、最終的にお客様の手元へ届けるまでの流れをつくり出す。販路を広げたり販売戦略を描いたりするのが営業部なのに対して、流通の実務を担うのが営業管理部。予定通りにお客様のもとへ商品が届く……という「当たり前」を成立させてくれています。


営業管理はお客様の前に出る機会は少ないですが、社内では多くの部署と関わります。企画・製造・営業・倉庫など、それぞれが持っている情報を整理して正しい形で流す役割。例えば予約開始の情報ひとつ取っても、複数の部署から情報を集めて整えなければなりません。“入口”の情報がずれたら、その後に控える流通が崩れてしまうので責任は大きいですね。

この役割を営業管理が引き受けてくれるからこそ、営業は動きやすい。我々営業は外に出る仕事が多いので、数字の整理や出荷状況まで細かく追うのは難しい側面があります。でも営業管理が全体の流れを管理してくれるので、僕らは売り場を広げることや市場とのコミュニケーションに集中できるんです。


まずは製造部に出す発注書ですね。「どんな商品を何個つくるか」という最初の数字を誤ったら、過不足に苛まれます。余って倉庫に在庫を抱えるわけにもいかず、足りずにお客様に迷惑をかけるわけにはいきません。だから必要な情報を集めて正確に書類をつくることが第一歩。その後も工場からの出荷状況、検品の進捗、倉庫への入荷予定を把握しながら、「次はどんな対応が必要か」を常に確認しています。

発売日は最初から決まっているわけではありません。工場の状況や入荷予定を見ながら、営業管理と一緒に出荷日を決めていきます。そこから各店舗への配送計画をつくるので、営業管理が扱うデータの正確さはとても重要。数多くの商品が同時に動くので、流通を管理する役割がいないと、我々の事業は成立しないんですよ。

営業管理では「放置しない」ことを大事にしています。予定がずれる、返信がない、書類が足りない……といった小さな違和感も、決してそのままにしない。懸念点は早い段階で関係部署と共有し、次の対応を決めます。発売日は自然に発生するものではなく、こうした細かな調整の積み重ねでつくられるものだと感じます。


国や地域によって商習慣やスピード感が異なることですね。制度変更や世界情勢の影響も受けます。以前はトランプ関税の影響で商品を動かせなくなり、倉庫に在庫が残ってしまったこともありました。そういう時は海外チームと相談しながら、どうすれば流通を成立させられるか考えます。

海外は本当に国ごとの特性が違いますよね。日本のようにきっちり話が進まないこともありますし、支払いのタイミングや出荷の進め方も千差万別。その調整を営業管理がしてくれるのは、本当にありがたいことなんです。

貿易の仕組み自体が変わることもあります。必要書類が増えたり、流通方法を見直す必要が出たり。そういう場合はジェトロ(日本貿易振興機構)のような外部の専門機関に相談したり、取引先に確認したりして、どうすれば商品をスムーズに動かせるか調べます。前例や正解が最初から用意されている仕事ではないので、自分で調べて組み立てていく面白さがありますね。

営業管理がそうやって制度や流通を理解してくれるから、会社としては安心して海外展開を続けられる。海外のイベントでフィギュアを展示販売するような場面でも、物流面の判断は営業管理が中心になって進めてくれています。


裁量の大きさを感じられること、でしょうか。業務のやり方を改善したり、システムを整えたり、我々の働きかけによって会社の“流れ”を良くしていく提案もどんどんできます。最近では、部署ごとに散らばっていた情報を一元化して、どんな部署でも必要なデータを取り出せる仕組みに変えたことが印象に残っています。

営業管理が情報整理やシステム化を進めてくれたことで、社内の流れが整いました。営業としても、日々感謝しかありません。

営業管理は目立つ部署ではありませんが、予約を受け付け、商品がきちんと製造され、お客様に届く瞬間を見ると達成感があります。多くの部署をつないで、最後までビジネスを完結させる役割なので、やりがいは大きいですね。

フィギュアは、お客様に届いて初めて「価値」になります。予約を受け付けた商品を製造して終わり、ではありません。その流通を最前線でコントロールしているのが、グッスマの営業管理部。ビジネスを完遂するうえで欠かせない存在だと思っています。

取材:foriio